Pogoplugのサーバーダウン頻度が悔しい

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Dropboxの容量無制限版とも言える、パーソナル・クラウド「Pogoplug」(ポゴプラグ)。

これが、大変便利なのと、大変困りそうな話し。そして、PogoplugやDropboxによってもたらす、クラウドのありかたの一考察です。

基本的に「Pogoplugの何が便利か」というと、WindowsやMacの共有フォルダのインターネット版です。

つまり、相手のパソコンが起動していれば、相手の共有フォルダが自分のHDD(ハードディスク)としてマウントされる点です。それが同じLAN内にいなくても、VPN環境やルーターの設定などもいらずに、インターネット経由で自動的に、です。

Dropboxと似て非なるのは、各自のパソコンのフォルダを共有しているので、USBにつなげたHDDも共有できる、つまり、実質的に容量が無制限です。

無制限といっても、無料版はMax 5GB までと制限されているので、有料のプレミアムアカウントを使うことをおすすめします。有料といってもインストール台数無制限で2,980円なんですけどね。

導入も簡単で対応OSも豊富。アチキはMac OSX Lion, Windows7, iPad2, iPodTouch, Android携帯に、各々アプリを入れて使っています。

■導入の仕方

  1. ソフトのライセンスキー(シリアル番号)を購入(使用人数無制限で2,980円)
  2. 共有したい人のマシンに各々アプリをインストール
  3. ライセンスキーと共有したいフォルダ/ドライブを設定
  4. 同じライセンスキーを使っている人のフォルダがHDDとして現れる

「でも、相手のパソコンが起動していなければデータも見れないジャマイカ。」

その通りです。

そこで、常駐マシン(常に起動しているマシン)にHDDをつなげて共有しておけば、クラウドっぽい自前の共有ファイル・サーバ替わりとなるわけです。

「スペース的にも、専用マシンを常に置いておけない」場合や、「新しいパソコンを、それ専用だけに買うのもなぁ」といった方には、7~9,000円前後でNASサイズの専用機もあります

これに好きな容量のHDDをつなげて起動してから、同じネットワーク内のマシンからPogoplugソフトを立ち上げ、設定にある「一般設定」から「新しいPogoplug機器をアクティベートする」と、ローカルIP含め、ネットワークの設定をほぼ自動で行います。DHCP環境だからなんてレベルじゃなく、プロがビックリするくらい設定が簡単。

アチキは、このPogoplug専用機に2TBのHDDをつなげているのですが、それでも普段はDropboxを使っています

Pogoplugには「突発的に外部からチェックが必要な、めったに使わないが大事なファイル」と「無加工のデータなど、容量が大きいファイル」を入れて使っています。

理由は、Pogoplug社のサーバが落ちると、どこからもアクセスできなくなるからです。

それが、残念なことにチョクチョクと結構な頻度で落ちるんですよ。しかもサーバが落ちていると、ソフトを終了しておいても、パソコンの動きが いささかもったり するんです。いやん。

下記Pogoplugのロゴが表示されない場合は、落ちてると思われます。

関係あるけど、ちょっと話が変わって、スガシカオがオフィス・オーガスタを卒業するそうです。

サイトでは、オーガスタの社長が、「アーティスト自らが(一般以上の生活ができるほど)マネージングする厳しさ」と、「(表現者として)何者にもおもねることなく自由に歌の旅を貫く」ことの大事さのジレンマについて言及しています。

しかし、気になるのが、元々クリエイティブ系のサラリーマンであったスガシカオは、GRAYしかり、社会の常識(会社の常識)を知ったうえで音楽業界に入った人たちで、マネージングの重要性を知っているからこそ、会社とアーティストの連携が上手く行く戦略チームなため、長く続けられることもあるわけです。

単純に「スケジュールがみっちり入ったアーティストのわがまま」や、「売れてるから個人で独立しても売れるとの思い違い」で辞めるのとは違う気がします。

これは、スガシカオとオーガスタの社長の言葉には「これからの音楽の提供の仕方」が含まれており、なんとなく「大手に属していると、他のアーティストや権利元の技術的な歩幅や利害関係から、会社として勝手に動けないため、時代について行けなくなる。それなら独立して、新しいあり方を試してみる」という背景が見え隠れします。

しかし、この新しいあり方が「配信」であった場合、配信による音楽提供はすでに確立されており、決して新しくもありません。

例えば、音楽の配信事業で成功しているiTunes Musicストアから配信したとしても、実は大半が中間業者とAppleに手数料で取られてしまうため、アーティストへ届く金額は多くはありません。iTunesで高級車は買えても豪邸を建てたという話を聞かず、Appleが金持ち(自社資産総額が一位)になったという話が聞けるのは、そういった元締めが儲かるような意味だと思います。

iTunesStoreのような配信サーバとサービスを、個人で用意・維持するわけにもいきません。かといって外部の運営会社にまかせるとなると、従来の物流ルートの仲介マージン料が減った分が増えるだけで、それでは会社に属していた時と提供方法は変わらないかもしれない。むしろプロモーション力の違いから、トータルでは減るかもしれない。

このチャレンジは、Googleがデビューした時のように「無料でサービスを提供しているのに、どうやってお金を稼いでいるの?」という不思議と似ています。

実はGoogleはデビュー当時は広告は入っておらず、現在も広告収入だけで儲けているわけではありません。無料で提供することでユーザ数を確保し、その行動パターンを解析することで、企業や国に対してリサーチ結果を提供しているのです。(もちろん個人情報を提供しているのではありません)今も昔もGoogleは情報技術を駆使して、情報を提供しているのです。

では、自前の音楽配信サーバを持たないでデータを配信するとなると、必要なのは、P2P(Peer to Peer)技術ではないでしょうか。

TorrentとWEBシードとPogoplugと

最近、ハイブリッドのP2P技術で有名なBitTorrentが、Torrentファイルに「WEBシード」という新しい技術を導入しました。

従来は、Torrentファイルを元に、P2Pのネットワーク上でファイル探しても、シード(完全なデータ)を持っている人がいなく、リーチャー(あと一歩で完全になりそうなデータを持っている人、つまりリーチしそうな人たち)しかいない場合は、シードを持っている人を永遠と待つか、ダウンロードを諦めるしかありませんでした。

この「WEBシード」は、そういった場合に、torrentファイルに記載されたURLから残りをダウンロードするというもの。

サーバを基本的に持たないP2Pですが、この仕組だと、一見「WEBシード」のURL先がサーバに見えます。

しかし、厳密には若干違っていて、シード(完全なファイル)を提供している優先度の低い一人として「WEBシード」があり、最終手段であるというものです。

■閑話休題

先の「WEBシード」用のURLを提供するということは、WEBサーバ上に配信したいファイルを置かないといけないということです。

大量のアクセスに対応したWEBサーバでなくても良いという点も見逃せません。これは、P2Pのネットワーク上にシード(完全なファイル)がない場合に使われるアドレスなので、そもそもアクセス数が少ないからです。アクセス数が増えた場合は、他のシード(完全なファイル)を持っている人やリーチャーにアクセスするようになります。

つまり、人気が減退して、あとから復活したとしても、一人でもシード(完全データ)を持っている人がいれば良いという逆転の発想で、ロングテールで対応できる技術です。

しかし、WEBサイトを持っている人であれば特に問題ないのですが、持っていない人はどうでしょう。

実は、ここで面白いtorrentのTIPSが、uTorrentのサイトで言及されています。

シードだけに、種を明かせば簡単なのですが、この配信したいファイルをDropboxに入れて共有URLを「WEBシード」に追加するというもの。

Dropboxは、元々ファイルを送るのに特化したサービスなので、目から鱗ですな。

しかし、Dropboxは2GBまでしかアップロードできません。

感の鋭い人はお分かりでしょう。PogoplugもWEB共有機能を持っているので、それを「WEBシード」のURLに設定してtorrentファイルを提供したらどうかという話しです。

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